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NEW(2007.03.02日 )             

 硫黄島の戦没者84人の遺骨、故国に

   未収集の遺骨「風化を懸念」--- 遺族たち  

【写真=NHKテレビ画面から】

 東京の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で2日、太平洋戦争の激戦地となった硫黄島(東京都小笠原村)で、遺骨の収集を続けている調査団から、戦没者の遺骨84人の遺骨が厚生労働省に引き渡された。遺骨は、同省に仮安置されたあと、戦没者墓苑に納められる。

 硫黄島は、太平洋戦争の末期、日・米両軍の間で激しい戦闘が行われ、日本側の戦死者はおよそ2万1900人に上った。国による遺骨の収集は昭和27年から続けられていたが、激しい砲撃で地形が変化したり、戦後、米軍や自衛隊などによって飛行場などの基地の建設があって、年々収集は難しくなり、これまでに見つかった遺骨はおよそ8600人にとどまっている。

 今回の調査団に参加した森谷明さん(79)は「骨も風化し、触るだけで粉々になってしまう状態ですが、わたしたちには終わりはありません。1人でも多く連れて帰れるように収集を続けたい」と話していた。

 同島は、先の大戦で本土防衛のため真っ先に戦場となったこの島は、日米合わせて2万7千人もの戦死者を出し、その内、未だ1万2000余柱の日本軍将兵の遺骨が、未収集のまま残され放置されている。

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