小笠原諸島返還 30周年記念式

来賓招きお祭りムード一色

空港建設は最重要課題青島都知事が強調


                返還から30周年を祝う記念式典が、気温30.5度と真夏の 日差しが照りつける中、六月二十七日、来賓、招待者、島民ら約七百名が参加し盛大に行なわれた。 

この日、二見港岸壁から海上自衛隊音楽隊の先 導で、フラダンスや舞踊同好会の婦人や子供たちによるフラダンスなどがメーンストリートをパレード。お祭り気分を盛り上げた後、午後三から開かれた記念式典には、本土から亀井久興・国土庁長青島幸男・東京都知事、田中晃三・都議会議長、川島忠一都議会議員ら約八十人の来賓が式壇に上った。

  挨拶に立った青島都知事は、空港建設問題にふれ「東京ても最重要課題と位置け、努力を重ねてきた。今後も最大限の努力をしていきたい」。と述べたうえで、「小笠原諸島の発には、今年度で期限切れになる小笠原振興開発特別措置法の延長は不可欠」との考えを示した。

 ◆ 宮澤村長も空港建設に期待

 宮澤昭一村長は「小笠原村の最重要課題は空港建設。国や都の努力で何としても空港解説の実現を」と空港計画への期待を強調した。式典後、都知事は亀井長官、田中都議会議長、川島都議らとこの夏から環境アセスメントが予定されている建設候補地の父島・時雨山周辺域を視察した。 二十八日午前九時には、母島で返還記念式典に出席するため父島自衛隊基地をヘリコプターで母島に渡り、式典、島内視察の後、午後1時海上自衛隊の飛行艇で帰京した。

▼亀井国土庁長官ら来賓にレイを贈る

                                             ▲30周記念式典でパレードに参加する子供たち

                      

 記念式典パレード 高校生手作りの旗で初参加

 30周年記念式典パレードに高校生が初めて参加した。これまで、小笠原返還記念式典やパレードに高校生の姿はなっかった。式典当日のパレードを見た島民の中から「島の将来を担う若者には、是非参加してほしいと願っていたので、こんな嬉しいことはない」と、喜びの声も聞こえた。 生徒たちが式典に参加するきっかけは、村の式典実行委員会より、パレードと式典の合唱に参加してほしいとの要請があり、高校側もこれを心良く受けた。パレード参加の企画立案は生徒会。放課後残ることができる生徒たちが、早速、作業に取り掛かり特大の旗の制作にとりかかった。

 出来上がった手づくりの旗は、約四メートル、重さは四十「にもなり、生徒たちは「旗を立てたとき倒れ

ないだろうか」との心配の声もあった。式典当日のパレードにはこの旗を先頭に掲げ、堂々と行進。見事に

役割を果たしていた。


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