議会定例会・(99.11.1)

   小笠原空港建設促進決議案

 早期着工を求め 賛成6反対1で可決

 小笠原村議会(稲垣勇議長、定数八)は、十一月一日、第三回村議会臨時会で、「小笠原空港建設促進に関する決議案」を賛成多数で可決した。同決議案は、小笠原村が昭和四十三年の本土復帰以来、村民の“悲願”とされてきた小笠原空港の開設の実現を目指すとして、森下一男、 池田望両議員が提出したもの。決議案の可決は、地元の合意形成を空港建設の最大の要件としている東京都の建設計画作業にも大きな影響を与えそうだ。

決議案は、「小笠原村は交通アクセスの整備が急務で、小笠原空港建設は振興開発のために必要」とした上で、『東京都が平成十年四月に、建設候補地を「時雨山周辺域」として決定。この計画案には、「小笠原村民にとって、これまで忍耐の積み重ねこそが航空路実現への架け橋と信じて今日まで来た」こうしたことから、小笠原空港建設の早期着工を強く求める』とした内容で、採決の結果は賛成六、反対 一(欠席一)で、「小笠原空港建設促進決議案」は可決された。決議は空港建設問題に関し「小笠原諸島振興の根幹をなすもので、自立発展への必要不可欠な最重要課題」との姿勢を示したもので、建設促進派議員が七人と大多数を占める。ただ、今臨時議会での要請決議や陳情行動についてはこれまで慎重論も多く、東京都の建設計画の推移を見守ることで一致していたが、小笠原空港建設促進特別委員会(宮川晋・委員長)が九月定例議会で新設されたことから、決議案提出が急浮上してきた。

 空港問題については、「住民の合意形成が大きな要素」(宮川晋議員)として、村議会が東京都、都議会や関係機関に水面下の働きかけを進めていた。そうした中での村議原田龍次郎氏の反対決議に、「予測はしていたが慎重に対応しなければならない」(議会筋)と話している。


戻る