小笠原の固有種の紹介

「シマザクラ」

 小笠原諸島は5千万年余り前、海底火山により浮上した南海の海洋孤群で、大陸とは一度も陸続きになったことがない特異の環境が、植物に於いても多くの固有種を生んだ。「東洋のガラパゴス」といわれる所以である。これらの固有種の中から、主に小笠原の季節に応じた花を中心に紹介していきたい。[参考文献・豊田武司 編・小笠原植物図鑑・他] 小笠原諸島は5千万年余り前、海底火山により浮上した南海の海洋孤群で、大陸とは一度も陸続きになったことがない特異の環境が、植物に於いても多くの固有種を生んだ。「東洋のガラパゴス」といわれる所以である。これらの固有種の中から、主に小笠原の季節に応じた花を中心に紹介していきたい。

               [参考文献・豊田武司 編・小笠原植物図鑑・他]

[アカネ科]固有種

 常緑小低木で高さは1E程。花期は6月頃。果期は11月〜12月頃。

 「世界に類のない珍奇な植物」(小笠原植物図鑑)と紹介されている「マルバシマザクラ」は、同じく貴重種である「シマザクラ」と形態が似ているが、円形の葉は対生し葉柄が無い。

 枝先に多く集まって咲く淡い紫色の花が、本土の桜の花をほうふつとさせたのだろうか。開花時期は本土の桜より遅い6月頃。少ない個体数の内の多くは母島列島に自生するが、「シマザクラ」に比べ数が非常に少ないため、十分な保護を必要としている。


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