2011.1月号)

 2011年に向けて輝かしい門出を望む・


皆様におかれましては、ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

                                小笠原新聞社

          :□ :************□

 二十一世紀の輝かしい未来に向けて幕が開けた。新しい二〇一一年は、私たちの「小笠原丸」はどう航海していくのだろうか。先人達が辛苦をなめ、築き上げてきた小笠原村をどう受け止め、どのような島を作り、そして、後世に残していくのか。村民が目指す目的地へ向け、しっかりした航海図を作り、航海をして欲しい。

今、目的地に向かう小笠原丸の航海は、何処を向いても八方ふさがりの霧の中、「自立する村づくり」「自然環境との共生」「世界自然遺産遺産登録」「小笠原空港開設」という大きな課題が立ちはだかっている。

第六次空港整備五カ年計画で新規事業として採択された小笠原空港建設も、今年で十七年目となるが、建設予定地の「時雨山案」が3年前に石原都知事の一言で白紙撤回され、またまた空転したことは、今もなを村民たちにとって鮮烈な記憶とし記憶に鮮明にのこっている。

6年前、長期にわたった安藤政権、宮沢政権から、新たに森下政権に変わった。新生小笠原の誕生で村民の期待は大きかった。が、この二期半の間、森下村長の手腕に是々非々の評価はあるが、まだまだの声も聞こえてくる。それだけ期待が大きかったということだろう。 景気も一段と悪くなり、観光業、商工業者も不景気を目の当たりに実感し深刻に受けとめている。

毎年執行される国の予算についても、政策が明確に示されていないため、折角ついた事業予算も、宙に浮いたまま使われずにいる事業もある。これでは、小笠原村は自立どころか、自滅しかねない。

景気の自立回復がなお定かではない中で、当面の来年度予算編成はじめ、今回小笠原村が打ち出した「IT(情報技術)革命」の具体的な展開や、計画を立て直している「扇浦地区整備計画」も差し迫った重要課題となっている。

こういう時代だからこそ森下村長は、村のビジョンを明確に示し、村民の合意形成を十分に図る必要がある。その上で、それぞれの課題処理にふさわしい人材を適材適所で配置し、万全の体制を作らなければならないだろう。

自主財源もほとんど無く、一割自治にも満たない危機的な村財政だが、高齢化社会時代の本格化、産業構造の変革、環境問題、流動する社会情勢など、厳しい現実を真摯に見つめ、的確な進路を追及しなければならない。村民全体が「明日の小笠原」に向かってもう一度立ち上がる時にきている。それには、村民のひとりひとりが村づくりの責任を自覚し、全体観に立つことが求められている。

  舵取り役の森下村長を初め、諸議員、行政担当者には、今年を新生「小笠原」とするために、時代を見抜いた聡明なリーダーシップを求めたい。聡明なリーダーシップを持つ人は、決して独善的でもなく、まして独断専行でいくはずもない。民衆(村民)の声を十分に聞き、民衆の心がわかること。そしてひとりひとりの力を引き出して村全体のハーモニーを奏でていく名指揮者となるはずだ。

  21世紀二年目の今年は、村長選もある。将来の小笠原の発展を占う意味で、大きな節目ともなる。地方分権の時代、村が主役、村民が主役となって、運命共同体である私たちの「小笠原丸」で、新世紀の海に船出しよう。

                                    平成2011年 1月  小笠原新聞社

 ※・昨年度末の12月はPCおよび体調不良によりWEBの掲載ができませんでした。お詫びを申し上げます。今年度は統一地方選、村議選、村長選もあることから随時、情報をお届けしていきたいと思っております。引き続きご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。



                                  戻る