2010.8.11

 硫黄島遺骨収集特命チーム初会合 19日にも試掘開始
  「遺骨収集は国の責任」…菅直人首相

 太平洋戦争末期の激戦地である硫黄島(東京都小笠原村)で戦死した日本兵の遺骨収集を進める「特命チーム」の初会合を10日、首相官邸で開いた。菅直人首相は挨拶で、「最後の一体まで収集することは国の責任だ。外国の遺骨収集にもつなげたい」と表明した。

 会合では、先月末に訪米した阿久津幸彦首相補佐官が、遺骨収集に関する米政府との意見交換の結果を報告。遺族団体の意見も聞いた。

 特命チームは阿久津氏をトップに内閣官房と外務、厚生労働、防衛各省の担当者で構成。首相が先月、設置を指示した。

 厚労省によると、硫黄島では約2万1900人の日本兵が戦死。政府の遺骨収集は1952年に始まったが、今でも1万柱以上の遺骨が未発掘という。 (共同通信)

 試掘場所は島の中央にある自衛隊硫黄島航空基地の滑走路南側。阿久津氏によると、米軍の作業日誌に記された日本兵の戦死者の埋葬記録に番号が振られており、1900番台の記録があったという。阿久津氏は記者団に「今まで遺族会などから得た情報とも合致する部分が多い」と述べ、集団埋葬場所が特定され遺骨収集が進むことに期待を示した

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