2010.9.22
 小笠原航路[超高速船](TSL)訴訟 
 
 
小笠原海運に20億円賠償命じる…東京地裁




 世界初、夢の超高速貨客船「テクノスパーライナー・オガサワラ」(TSL)の小笠原就航(東京〜小笠原父島)がとん挫して、そのチャーター料解約問題を巡る訴訟で東京地裁(三村晶子裁判長)は21日、船主の「テクノ・シーウェイズ」(東京都港区)の請求を認め、同社から船を借りる契約を解除した小笠原海運(同)に20億円の損害賠償を命じる判決を言い渡した。

判決によると、小笠原海運は2005年6月、台風の影響で完成が遅れたことを理由にリース契約の解除を通知し、船の引き取りを拒否。船主の「テクノ・シー・ウェイズが、リース契約を結んでいた運航事業者「小笠原海運」に支払いなどを求めた仮処分申し立てで、東京地裁は20066 1月、申し立てを却下する決定をしていた

テクノ社は200411月、0510末までにTSLを小笠原海運に引き渡す契約を結んだが、テクノ社は、建造船会社三井造船からTSLを購入する資金が調達できず、契約通りの期日に同海運に引き渡せなかった。決定は、「TSL就航は、公的支援が不可欠。それが困難な現状では、引き渡しは不可能だ」として解約を認めた。

 判決は小笠原海運の対応について、「契約内容からすれば、金融機関からの融資を妨げる行為をしてはならない信義があるのに違反した」と述べ、損害額は20億円を下回らないとしている。

                                                              (20109221550分)-------------------------------------------------------------------------------------------------------------

                          戻る